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【読書メモ】少女ポリアンナ|エレナ・ポーター

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書名:新訳 少女ポリアンナ(角川文庫)
著者:Eleanor H. Porter(エレナ・ポーター)(1868-1920)
著者国籍:アメリカ
発行年:2013年 (初出:1913年)

「少女ポリアンナ」は両親を亡くしたポリアンナが、離れて暮らす叔母に引き取られるところから始まります。牧師の父との約束『嬉しい探し』ゲームで、辛いことも乗り越えるポリアンナ。彼女の明るさや『嬉しい探し』ゲームが、町中の人たちや厳しい叔母さんも少しずつ変えていくお話です。
一見すると、可哀想な境遇の女の子が前向きに暮らす、いかにも感動的なお話です。しかし私はその中にも何か心に刺さるものがあると感じました。大人にもオススメの本です。

以下、ネタバレあり。

感想

生きてるということ

生きてる、っていうのは、したいことをすることなの。

エレナ・ポーター; 木村 由利子. 新訳 少女ポリアンナ (角川文庫)

学校に入るまでの間、たくさんの習い事をさせようとするポリーおばさんに、「ただ生きるための時間は残して欲しい」というポリアンナ。遊んだり、本を読んだり、おしゃべりしたりする時間。「そういうのを生きる、って呼ぶんです」
やらなければいけないことだけをして1日を終えるのは、確かに生きたとは言えないのかもしれない。この本を読んでから、私は自分に「今日はちゃんと生きれたか?」と問うようになった。
そして現代で「生きるのが辛い」ムーヴメントが起きてるのは、これが原因の一つではないのかとも思った。みんなちゃんと”生きて”ないのかもしれない。やるべきこととSNSに時間を奪われて。

『嬉しい探し』ゲーム

『嬉しい探し』ゲームは私にはあまりに可哀想に思える。辛い状況の中でも嬉しいと思えることを見つける、言い換えると、辛いと感じることを拒否して、嬉しいと自分に言い聞かせること。現代の私の感覚からすると、親が子供にこのゲームを約束させるのはちょっと受け入れられない。
一方、ポリアンナは彼女特有の前向きさで本当にこのゲームを楽しんでいるみたいだが、父親の死など本当に悲しいことはやっぱりこのゲームでは消化できていないように見える。
この本の初出は1913年。アメリカの都市部では近代化が進み、西部や南部では近代化が遅れ、南北戦争後の経済低迷などにより多くの人々が貧困に苦しんでいた。
ポリーおばさんが住んでいる北東部のバーモント州は近代化の波が来ていて自動車も少しは走っている。ポリアンナは遠い西部の町から来たとある。この時代の人々にとってポリアンナの前向きさはどんな意味をもたらしたのか?

優しさの流れ

最初、こんな女の子いないだろってちょっと遠巻きから読んでいた。冒頭でも言った「可哀想な境遇の女の子が前向きに暮らす、いかにも感動的なお話」、加えてポリアンナは礼儀正しく、(少し自由奔放だけど)聞き分けが良くて、いわゆるいい子だ。
絶対泣かないぞと思いながら読んでいたが、ポリアンナが事故にあった時は結局涙ポロリしてしまった。
すごく大きな「優しさ」の流れを見た気がしたから。ポリアンナが町中に広めた『嬉しい探し』ゲームによって、みんなが嬉しさを見つけられるようになった。その後、事故で歩けなくなり嬉しくなれないポリアンナにみんなの感謝の気持ちがまとまって大きな愛のような形で返ってきた。その優しい気持ちの行き来みたいなものに感動した。

最後に

それでも私たちはポリアンナにはなれないと思う。いや、ならなくていいと思う。ポリアンナは素敵な子だし『嬉しい探し』ゲームも素晴らしいけど、彼女が育った環境は過酷でそれが必須だった。現代の私たちの多くはポリアンナほど大変な状況に置かれているわけではない。普通の人が彼女のように本気で『嬉しい探し』ゲームをしたら精神的に辛くなると思う。
ポリアンナにはなれないけど、ポリアンナの友達として、辛いときに時々、嬉しい探しできたらいいなと思う。

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巨乳じゃなくて良かった!貧乳だから肩も凝らないし!ほんと、ほんと

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