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【読書メモ】孤独と不安のレッスン|鴻上尚史

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書名:孤独と不安のレッスン
著者:鴻上尚史 (1958-)
発行年:2011年

生き方に対する姿勢を教えてくれる本です。中高生のときの自分におすすめしたい一冊。

孤独には「本当の孤独」と「ニセモノの孤独」があり、不安には「前向きの不安」と「後ろ向きの不安」がある。
孤独と不安はなくならない。いつもあるのがデフォルト。でもそれなら「本当の孤独」と「前向きの不安」と共に生きていく覚悟が必要だ。孤独は悪いものではない。一人はみじめで辛いという思い込みが私たちを苦しめている。それを紛らわそうとして、好きでもない友達と一緒にいたり、ネットで気持ちを紛らわすことが「ニセモノの孤独」。
一人でいることを受け入れ、自分とちゃんと対話することが「本当の孤独」。
不安をなくすことは不可能だ。不安には自分にエネルギーを与える「前向きの不安」と自分を振り回す「後ろ向きの不安」がある。不安になって悩んでいても何も進まない、「考える」ことで解決をはかったり、とりあえず始めてみるのがいい。

「どうして一人じゃいけないんだろう?」「一人でいてもいい」

この本が言うように一人は悲しいとか辛いとかって完全に世間の刷り込みだなと思いました。私が孤独を感じて悲しいと思う時は大多数の人と意見や姿勢が違うと感じた時。でもその答えもこの本に書いてありました。
それは「分かりあえなくて当たり前だと思う」。
他の人と私は違う意見を持っているんだと理解するだけでよかったのかもしれないです。それについて悲しくなる必要はない。じゃあなんで私はそう思うのか、なぜ人々はそう思うのか、どうしたら分かりあえるのか。ぐだぐだ悩むのではなく論理的に考えることで一歩進む。孤独→自分との対話→考える→進む。

他人と他者の違い

他人と他者の違いも面白いと思いました。他人は関係のない人。でも他者は私に大きな喜びをくれると同時に孤独や不安をくれる人。つまり私にとって大切な存在。夫がにくにくしいときもあれば、居てくれてありがとう~という時もある笑。夫なら言わなくても分かってくれるなんて考えずに、最初から分かりあえない前提で夫と向き合おうと思いました。
結局、100%居心地がいいだけの関係なんてないのかなと。他者と一緒に何かをすることで必ず誤解やすれ違いは出てきます。それを「最悪!」と思うんじゃなくて、「そうだよね、わかんないよね~」と解決していく。それがいわゆるおしどり夫婦になる秘訣なのかも。

孤独と不安をごまかさない

そういう時は、僕は学生一人一人の顔を見つめながら、内心、「どうか君の人生で、『孤独と不安』をごまかすために、〝怪しげな宗教〟や〝体だけを求める男〟や〝金だけを求める女〟や〝断定する占い〟や〝勇ましい国家論〟や〝密着する家族〟や〝詐欺のような金儲け〟や〝社畜が好きな会社〟にすがりつくことだけはないように」とつぶやくのです。

鴻上尚史. 孤独と不安のレッスン (だいわ文庫) (pp.163-164). 大和書房. Kindle 版. 

インターネットも、とどのつまりは簡単に孤独と不安をなぐさめてくれるもの。悪質な宗教や占い、人との依存関係と同様に少しの間だけ孤独や不安が薄らぐだけ。SNSを開こうとするとき、私は特に何も考えていません。この時に「いや、待てよ。私は私の孤独と対話する」とスマホを置いて自問自答できるようになったらめっちゃかっこいいなと思った次第です。すぐにはできなくとも、少しずつ試してみます。

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「孤独と不安」と共に生きる覚悟

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